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子供と楽しく電子工作・プログラミング + 親の勉強

LEGO書籍からのテクニックパーツ入門 - toioを動力にした例の分析

工作の本を子供とやっていると切ったり貼ったりで作業時間が大幅にかかり、短時間で切り上げるのが難しいケースがあります。 特に「ビー玉コースター」みたいなものはその典型で、作品の大きさを抑えながら面白く作るのは想像以上に難しかったりします。

以前LEGOの書籍 カラコロピタン! レゴブロックで作るからくり装置 ([バラエティ]) もやってみましたが、圧倒的にLEGOパーツが足りなかったり、紙製のパーツが多く余り発展させられませんでした。

そんな中、昨年 toioの大喜利のコンテストで紹介されていた(Yuarin LEGO&Minecraftさん)の 「toio de ボール転がし」 は一際目を引き、いつの日か真似をして作ってみたいと思っていました。

テクニックパーツの存在

ガラコロピタンの続編的な扱いの メカメカツクール レゴブロックで作る実験マシーン ([バラエティ]) を書店で偶然眺めて、ギアが先程のYuarinさんの作品のものと同じだと気付き、LEGOに「テクニックパーツ」というジャンルがあることを知りました。

直近では子供には、 LEGO BOOST をやらせてみたいので、その導入にもちょうどよいなと思いすぐに購入。

この書籍の対象年齢は8歳ですが、それ以下の年齢でもレゴの組み立て手順書に慣れていれば、子供一人で十分組み立て可能なようです。

謝辞

今回の記事作成をオリジナルの作成者である(Yuarin LEGO&Minecraftさん)にご快諾していただけました。ありがとうございます。

真似して作ってみる

基本構造

公開されている動画をもとに基本的な構造を想像して作ってみます。toioを天地逆さにしてその動力をホイール経由でギアの回転に変えます。ホイールは、

を使いました。十字軸と穴あきブロックも作りたいサイズに合わせて用意しました。

ギアは残念ながらメカメカツクール レゴブロックで作る実験マシーン ([バラエティ]) の付属のギアだけでは足りず、買い足しが必要でした。

を使いました。

ここまでで、toioのモーターの軸の回転を2個のギアからなる大きい回転に変換することができます。

階段の作成・調整

ここは想像では全く歯が立たず、Yuarinさんの動画を何度も参考にしながら調整を繰り返しました。

回転させている穴あきブロックの上に階段を作り、その両側を挟むように階段を作ります。回転させながらボールを置くと上に上がっていくような位置を探ります。

安定させるポイントは、

  • 全体的に手前から見て奥方向に少し傾いたほうが良い (下に薄いブロックをふませる)。両側から挟んだ階段は平らなので奥側にボールが寄った方が安定します。
  • 上のポイントと似ていますが、両側の階段に微妙に段差をつけて奥に行くようにする

正直Yuarinさんの動画無しでは完成できませんでした。今回はプログラミングは一切無し。シンプルリモコンを用いました。動作している様子はこちらです。

次にやること

導入として準備したメカメカツクールで「動く仕組みに」興味を持ってくれたようなので、早速 LEGO BOOST を始めてみました。 付属のサンプルを作ったら、別途アイデアブックを漁ったりしてみたいと思います。

飽きたら親がtoio.Doに繋げて遊ぶこともできそうです。LEGOとtoioの組わせも未だまだ興味が尽きません。